2020.0609 原石なんて探すものじゃない。
みなさん、おはようございます。
土曜日にジムで懸垂をしてきたのですが、痛い箇所が背中、上腕二頭筋、腕とどんどん変化していって、ツラいヤナマリオです。
#2ヶ月くらいサボってたのが仇となった
#家だとあそこまで追い込めないんだよな~
さて。
今日は、『天性の才能を持った原石を探すことは本当に正しいのか』というテーマでお話したいいと思います。
スポーツの世界では、よくあることだとは思いますが、ビッグクラブと呼ばれる強いチームは、とんでもない大金を注ぎ込んで、天性の才能を持つ選手を獲得する報道をよく目にします。ビッグクラブの狙いとしては、どこよりも早く才能のある選手を獲得したいという気持ちがあるのでしょうが、そういう選手が大活躍しているところをあまり見たことないのは僕だけでしょうか。
#もちろん、活躍している選手もいるけど、割合的にはもっと多くてもいいはずだよね
結局、ビッグクラブは、才能が開花した実績のある選手を獲得して、やり過ごしていることが多いように見えます。まあ、お金があるからいいんでしょうけど笑
その一方で、ある中堅レベルのチームは、才能のある選手をたくさん育て上げ、ビッグクラブへ排出していて、才能のある選手が多い印象を受けるのですが、
なぜ、このようにビッグクラブと中堅クラブで差が生まれるのでしょうか。
#この差ってなんですか?
#スカウトの差なのか?
それを一言で言うと、「自己成就予言」が働いているからなのです。
「自己成就予言」とは、他人から期待されると、それに沿った行動をとって期待通りの結果を実現することです。
#そんなバナナ
こんな、超能力みたいなものを信じられない人もいると思うので、ハーバード大学の心理学者ロバート・ローゼンタールがサンフランシスコの小学校で実施した研究を紹介したいと思います。
この研究では、18クラスの幼稚園から小学5年生までの生徒に知能検査を受けてもらいました。このテストでは、学習や問題解決に不可欠とされる、会話能力と推理力を客観的に判定するもので、その結果からローゼンタール先生と校長先生がポテンシャルのある人間を20%抽出して、それぞれの教師に共有しました。
そうすると、その20%の生徒たちは、1年後、2年後、3年後と急速に成長を遂げていったそうです。
#1年で50%も知能が上がった超人もいたみたい
#え、ローゼンタール先生と校長先生の見る目ありすぎじゃない笑
しかし、実は、この20%の抽出された生徒は、最初からテストのスコアが高かったわけではなく、ランダムで抽出したらしいのです。。。
#え、じゃあ未来予知??笑
そう、これこそが「自己成就予言」で、中堅レベルのチームが多くの選手を育て上げられる理由なのです。
それ以外にも多くの実験で、同じ効果が見られています。
ここで言えることは、指導者や教師が教え子に対して期待を抱くことがとりわけ重要になるということです。
人間は、期待されるとそれに伴い、セルフイメージが塗り替えられるという証ですね。
では、冒頭に戻りますが、今日のテーマである「天性の才能を持った原石を探す」というのは本当に正しいのでしょうか。
どちらかと言うと、「原石を探す」というより「原石を磨く」といった表現のほうが、正しい気がしますね。
元に、人が才能を伸ばすきっかけになるのは、「やる気」であることもわかっており、僕たち人間は、どれだけ長い時間、継続して、取り組むことができるかがポテンシャルを引き出す源になるわけです。
#結局、天才と称される人間もそれほどの努力をしているってことだね
#粘り強さも大事だね
そういう意味で言うと、「やる気」を持ち続けられる環境というのが、非常に重要だということですね。
#そういう環境を作っていこう!
以上。