2020.0626 「考えるな感じろ」の真意。

みなさん、おはようございます。

毎朝、30分間の瞑想を行っているのですが、あまりにも眠すぎて、いつの間に寝落ちしてしまっているヤナマリオです。

#一旦、目を覚ましてからやらないとダメだな

#朝はやることが多いな~

 

さて。

今日は、「判断するスピードが遅い人に足りないもの」というテーマでお話したいと思います。

 

何かを始める時に、なかなか行動に移すことができない人や、僕みたいに目まぐるしく変化している状況で即座に判断することを嫌っている人間が、いらっしゃると思いますが、彼らは彼らなりに、考えがあって、

 

「情報を集めてからじゃないとリスクがある!」

「中途半端に決断すると絶対後悔する!」

 

という言い分があって、別に小心者でも臆病者でもないと思うのです。

というのは、情報をたくさん集めて、精査して、それらをしっかり考えて、判断することが絶対的に正しいことだと教えられてきているわけですから、それをすること以外方法がないと思っているからです。

 

しかし、もし仮に、『直感』というものを利用することで、限られた情報だけでも正しい判断を下せるのなら、みなさんは、じっくり考える方法以外の新たな方法として、

『直感』を利用しようと思えませんか??

#僕は思うよ!

 

それでは、みなさんが、『直感』に可能性を見出してくれていることを祈って、

どうしたら『直感』をうまく使いこなせるかを考えていきます!

 

  1. 『同意』した状態を維持する
  2. 言語による書き換えに注意する
  3. 情報過多に気をつける

 

1.『同意』した状態を維持する

 この『同意』するということは、直感を使うにあたって、非常に重要なルールになります。というのも、直感を使うときは必ず、不確かなことが多々あります。そういった状況で、物事を否定してしまうと、その結果、選択肢が増えてしまい、選択に迷いが出てしまうのです。

私たちが、『直感』をうまく使えないのは、ここにあって、動きの速い状況では物事を論理的に考える暇がないのに、無理に『熟考』してしまい、迷走してしまうわけです。

 

だから、こういうときは、とりあえず流れに乗ってしまえばいいのです。

#もうノリだよね

#めちゃ強引

 

2.言語による書き換えに注意する

 もはや、何を言っているのかわけがわからなくなりそうになっている人がいたら、ごめんなさい。ここで、その理由を話させてもらいます。

 

なぜ、とりあえず流れに乗れといって、説明することを省いたのか。。。

 

それは、僕たちには、説明できないことがあるからなのです。

言葉で説明するより、感覚的に認識したほうが、理解できる時ってありませんか?

#例えば、歌とか

 

つまり、僕たちは、言葉で説明する前に、認識による理解が先にあって、そのあとに、後付で説明しているだけなのです。

なので、その時に認識したものを言語に落とし込まず、流れに身を任せたほうがいいわけです。

#言語に落とし込むときは、それ相応の知識がないと厳しいわけです

 

スポーツをしている人ならわかると思いますが、何かを分析してたら、身体の動きが止まってしまうようなときってあると思います。

 

僕が小さい頃に足が急に遅くなったのは、ここに理由があって、走っている最中に、自分を分析しながら走っていたのです。

#そっちのほうが速くなると思ったんだもん!

 

そうすると、自分のリソースが違う能力に割かれるため、運動能力が麻痺していたのです。

#その代わり、長距離での心理戦では強くなったけど笑

 

要するに、『直感』で使われるものと『熟考』する時に使うものとでは別のリソースが使われているのです。

#『直感』には言葉はいらないよってこと

 

3.情報過多に気をつける

 では、『直感』は、何を元に判断しているのか。

 前日のブログでもお話したと思いますが、それは、自分の経験や教訓といった、これまで得てきたデータを元に判断しているので、データを常にアップデートすることが必要なわけです。

#詳しくは前日のブログをご覧ください!

 

判断の元が分かったら、注意しないといけないのが、むやみに情報を取り入れようとしてしまうことだということです。

#無駄なデータがあるとそれが判断の邪魔になるのです

 

冒頭でもお話しましたが、僕たちは、情報を多く手に入れれば手に入れるほど、正しい判断ができると教えられてきました。

 

もちろん、『熟考』をすることで、『直感』を助けてくれるなんてケースもありますが、それは、必要な情報を精査できている場合に限られます。

 

むしろ、情報を多く手に入れてしまえば、先ほど言ったように別のリソースが作動してしまい、『直感』を邪魔しかねません。

#ましてや、いっぱい知ってるからって自信過剰になったりするね

 

つまり、今日お伝えしたかった点は、

限られた状況では、動けば動くだけ、『直感』は磨かれるから、ありのまま動いてみましょうってことです。

#自分を信じよう!

 

以上。

2020.0625 直感は捨てていいのか。

みなさん、おはようございます。

明朝に地震があって、目が覚めるわけですが、「ついに大地震が来たか。」と毎回思っては、すぐに眠りにつくヤナマリオです。

#本当に来た時に同じことをしそうだ

#今日の揺れはだいぶ横揺れだったなあ

 

さて。

今日は、『直感が使えない理由とは。』というテーマでお話したいと思います。

 

おそらく、多くの人は、「直感」はそこまで、頼りにならないと思っている方がたくさにいらっしゃると思います。

#そんなみなさんには、前々日のブログを見て、「直感」の可能性を見出してみてください!

 

そんな「直感」が頼りにならないのは、みなさんのこれまでの経験上、確率的に外すことが多いからだとは思います。

しかし、私たちは、なにはともあれ、まずはじめに感じるものは、無意識的に「直感」ですし、確証バイアスという言葉があるように、「直感」から物事を方向づけてしまうことが多々あります。

 

要するに、「直感」は頼りにならないと思っていても、自然と「直感」を利用してしまっている、いわば、私たちの身体は、使わざるを得ない仕組みになってしまっているのです。

#第一印象が大事な理由はここにあります!

 

それなので、もう少し「直感」を詳しく知る必要があるわけです。

 

では、「直感」が判断するときの判断材料はどんなものなのかをクイズ形式で考えていきましょう。

 

Q1.中央に書かれているものをそれぞれ左か右のどちらかに分類分けしてください。

 

        男性              女性

                たろう

                はなこ

                りか

                けんた

                しょうた

                

おそらく、愚問だったと思うんで、次にいきます。

Q2.中央に書かれているものをそれぞれ左か右のどちらかに分類分けしてください。

   

     男性 or 職業          女性 or 家族

                たろう

                洗濯物

                資本家

                はなこ

                家事

                りか

                台所

                けんた

                しょうた

                雇用

 

どうでしたか?

まあまあ、そんなに難しくなかったはずですね。

では、最後の腕試しです!

Q3.中央に書かれているものをそれぞれ左か右のどちらかに分類分けしてください。

   

     男性 or 家族          女性 or 職業

                けんた

                雇用

                はなこ

                家事

                たろう

                資本家

                しょうた

                りか

                台所

                洗濯物

 

最後の問題は、急に解くのに時間を要しませんでしたか?

例えば、「資本家」という言葉をQ2では、すぐに判断できたのに、Q3では、少し迷ってから判断したり。。。

 

この問題からもわかるように、Q3で迷ってしまったのは、真っ先に「直感」が判断を試みたからです。

つまり、ここでは二段階の判断をしていて、第一に、考えるまもなく、自動的に瞬時の連想を用いて判断すること、そして、第二に、意識的に自分で考えて選んで判断する段階があるということです。

#資本家=男が真っ先に連想されてしまったというわけだ

 

その第1段階の「直感」は、連想が用いられたように、私たちの体験、教訓といった、これまで得てきたデータを元に自動的に処理するのです。

 

ここで、本題への核心につけるわけですが、僕たちが「直感」を正確に操れないのは、その判断材料に間違えた情報を取り込んでしまっているからなのです。

 

要するに、「資本家」が男だけの特権ではないにもかかわらず、テレビドラマなどで資本家を演じる人間が男ばかりであるために、

「資本家」=男という式を頭にインプットさせてしまうのです。

 

このように、間違えたデータを頭にインプットさせてしまえばしまうほど、「直感」が鈍っていきます。

子供のときは、「直感」をうまく使えていたのに、大人になって使えなくなったという人は、歳を重ねるにつれて、間違えたデータをインプットさせてしまっているのでしょう。

#大人になっても「直感」が顕在な人は、データの精査ができているわけ

 

ここまで、読んでくれた方は、「直感」に可能性を感じていただけていると思うので、

最後に「直感」の鍛え方を考えていきますが、

 

どれだけ、間違えたデータを正しく書き換えることができるかです。

そして、その間違えているデータを探すのは、色んな方法がありますが、

本を呼んで、賞味期限切れの情報を見つけるのもいいし、

「直感」を使いこんで、失敗の要因を見つけるのでもいいし、

「直感」をうまく使いこなせている人間の価値観に触れてみてもいいし、

できることは、たくさんあります。

 

こればっかりは、どれだけ「直感」をどれだけ意識的に生活の一部に落とし込むかが鍵になってくると思うので、僕と一緒に「直感」を鍛えていきましょう!

#僕は、ひたすら本を呼んで、データのアップデートをして、ブログで表現しています!

 

以上。

2020.0624 これだけは受け入れたい。

みなさん、おはようございます。

昨日、兄の影響もあって、米ドルを1000ドル買ったヤナマリオです。

#ただの報告

#米株に手を出す日が近づきつつある

 

さて。

今日は、『僕たちがもっと受け入れないといけないこと』をテーマにお話したいと思います。

 

昨日のブログでは、「直感」というものの仕組みを説明し、「直感」を過小評価しているのではないかというお話をしました。

#興味ある方は読んでみてください

 

そして、僕たちは、「直感」を働かせるにあたって無意識に行っていたことがあったように、他にもたくさんの無意識に行っていることがあるのではないかと思うわけです。

 

それを今日は、考えていきたいのですが、

まずは、心理学では代表的な「プライミング効果」をご説明させてください!

#これを知ることが無意識の行動を受け入れる第一歩

 

ライミング効果とは、先行する刺激(プライマー)の処理が後の刺激(ターゲット)の処理を促進または抑制することを指します。

 

言葉で説明すると、イメージがつかないので、プライミング効果を表す実験を紹介します!

#二人のオランダ人研究者の実験です。

 

雑学クイズのゲームから難問ばかりの42問を集め、学生のグループに答えさせた。

学生の半分には、ゲームを始める前の5分間に教授になるということについて考えさせて、頭に浮かんだことを書き留めてもらった。

残りの半分の学生には、ゲームを始める前に、サッカーのフーリガンについて考えさせました。

#フーリガンとは、サッカーの試合会場の内外で暴力的な言動をする暴徒化した集団のこと

その結果、「教授」グループの正答率は、55.6%で、「フーリガン」グループの正答率は42.6%だったのです。

 

 

ここからわかることは、頭の良さを示す「教授」という言葉を自分と関連付けることによって、難しい質問に緊張しながら正しい答えがすらすらと出てきたのです。

 

無意識な出来事ですので、心の奥底から信じられないかもしれませんが、

このように、先行の刺激によって、後方の処理や行動に大きく影響を及ぼすことが数多くの研究で分かっています。

 

ある実験では、「老人」という言葉のようなものをバレないようにインプットさせたら、そうでない人よりも明らかに歩くスピードが遅くなったという研究なんかもあるみたい笑

 

ライミング効果のように、僕たちの身体の中では、無意識的に不思議なことが起きてしまっていることがお分かりいただけたと思います。

 

そこで、本題に入っていくと、

僕たちは何を受け入れないといけないのか。。。

 

それは、無意識のうちに起きていることを言語化することができないということです。

 

大金持ちになりたいからといって、色んな大金持ちに話を聞いたり、情報を集めたとしても絶対に大金持ちになれない理由はまさにここにあって、

僕たちは、言葉で説明できないけど、無意識的な行動が大きな影響を及ぼしているなんてことがたくさんあるのです。

 

ましてや、言葉で無理に説明しようとした結果、無意識に誤った情報を教えている可能性があるということも忘れてはいけません。

#悪意なく騙されている可能性があるかも?

 

それを象徴するエピソードとして、

プロ野球選手が、ボールを打つ瞬間までボールの軌跡を追えているかのように

 

「ボールが止まって見えた。」

なんて、インタビューで話す選手がいるかも知れませんが、

実は、ボールがバットに当たるのは、0.003秒間の出来事らしく、見えていないも同然らしいのです。

#0.003秒はノーチャン

#止まっているように見えたってのが正しい回答かもね

 

つまり、無意識のレベルでしか気づけないような出来事を、無理に言語化しようとした結果、もっともらしい答えで取り繕ってしまっていることが往々にしてあるのです。

 

だから、僕たちは、

「説明できないことや無意識に起きる気づけないことがあるのかもしれない。」

というマインドで生きていく必要があるのかもしれません。

 

そうすれば、もう少し楽に物事を考えられるかも!

#受け入れるか受け入れないかはあなた次第

 

以上。

2020.0623 直感が鋭い人とは。

みなさん、おはようございます。

毎朝のルーティンとして30分間の瞑想の時間を作ったヤナマリオです。

#瞑想が苦手すぎるので

#すぐ余計なこと考えてしまう

 

さて。

今日は、『直感を分解して、僕たちに何が起きているか考えてみよう』

というテーマでお話したいと思います。

 

今日からは、こんな本をネタにやっていきます!

 #アフィリエイト広告と思いきや、ただ本の絵が欲しいだけ笑

 

私たちは、あらゆる局面で、「直感」というものに頼り、意思決定をしていると思います。

#この人とはフィーリングが合うな

#こういうタイプは苦手だな~

 

では、その「直感」というものは、具体的にどんなことをして、どんなことを元に判断をしているのでしょうか。

 

終いには、「直感」が優れている人とそうでない人にはどんな差があるのかも考えていけたらいいですね。

 

まず、僕たちは、「直感」を使うのにあたって、無意識に行っていることがあります。

それは、「輪切り」の能力で、様々な状況や行動のパターンを、ごく断片的な観察から読み取って、瞬間的かつ無意識に認識しているのです。

#無意識に色んなスクショしているイメージ

 

例えば、フィーリングが合うなと思っている人がいたとしたら、それは、ある仕草や会話のテンション、振る舞い方など、それぞれの断面を切り取ったものに対して、無意識に判断しているということになります。

#確かに少しだけ自覚あるかも?

 

そして、その「輪切り」を活かして、「直感」を働かせていることになるのですが、

実際にどういうモノを判断材料に判断しているか考えたことありますか?

#ここは結構、無意識かもね

 

 

僕たちは、良くも悪くも、パターン認識を元に判断をしているのです。

 

先程の具体例で言うと、

過去にこの会話のテンションの人は、相性が良かった。とか

過去にこの仕草をする人に、助けられた。とか

過去にこういう振る舞いをする人にいじめられた。とか

こういう風に自分にインプットされているパターンを元に、「直感」を働かせているのです。

 

ここでは、自分にインプットされているのが、経験から得たもので説明しましたが、

もちろん、遺伝的にインプットされているものもあると思いますよ。

 

それでは、この「直感」はどれほど優れているものなのでしょうか。

 

それを説明するのに的確な実験があります。

心理学者サミュエルソン・ゴスリングの人の性格を判断する実験。

 

ゴズリングは、実験でまず大学生80人の性格を詳しく調べました。

それは、外向性、協調性、真面目さ、感情の起伏、好奇心の5つの項目を使って、人を測定する実績のある方法を取りました。

 

次に、80人の学生の親しい友人に5つの項目を評価させて、親しい友人はどのくらい正確に評価できるかを実験しました。

結果は、驚くこともなく、まあまあ当たっていたみたいです。

 

#それはねさすがに

そして、次に、その学生に一度も会ったことのない赤の他人に性格を評価してもらった。彼らの判断材料は、学生の生活部屋だけ。

15分間部屋を観察させて、それらだけを元に性格を評価してもらいました。

 

その結果は、驚くべきことに、親しい友人と比較すると、

真面目さ、感情の起伏、好奇心の3つの項目で、正確に評価できていたのです。

 

つまり、総合的に見ると、「直感」のほうが勝っていたことがわかったのです。

#直感すげーじゃん

 

もう少し「直感」については、考えていく必要があるとは思いますが、

ここまで考えてみると、僕たちは、「直感」を少し過小評価しているのかもしれません。

 

もちろん、「直感」が働きづらい状況や、「直感」が何かに邪魔されてしまい、間違った判断を下すようなこともあるかもしれませんが、それらを細かく考えれば、よりスピーディーな意思決定ができるのではないでしょうか。

#「直感」が鋭い人になるぞ!

 

以上。

2020.0622 寛大な心は環境によってもたらされる。

みなさん、おはようございます。

日曜日は、いつも憂鬱になるので、気を紛らわすために予定を入れたのですが、それを自らキャンセルしてしまうヤナマリオです。

#もう日曜日はなにもできないのかもしれない

#これって病気なのかな

 

さて。

今日は、「自分が心優しい人間になれる場所とは」というテーマでお話したいと思います。

 

#今日でこの本も最後になります!

#ありがとう!アダム・グラント先生。

 

これまで、「ギバー」というタイプの人間について、良いことも悪いことも お話してきましたが、今日は、どうしたら自分自身を躊躇なく「ギバー」という存在にさせてくれるのかという観点でのお話ができたらいいなと思っています。

#ギバーとは、他人を第一に思いやることができる人間です!

#だれでも「ギバー」になれる

 

おそらく、どんな人間でも「ギバー」として振る舞うことがどこかのタイミングであると思いますので、その環境を紐解けば、常に「ギバー」として振る舞うことが可能になるとは思いますが、紐解くにも難しいと思います。

 

なので、色んな研究を元に紐解き、どの部分が、自分を「ギバー」として振る舞わせてくれるのかを説明していきたいと思います。

 

まず、大前提として、「ギバー」として振る舞いやすい環境として、「絆」の深さが大きく左右させているということはみなさん自身も実感できると思います。

#家族とか親友には「ギバー」になれますからね

 

それを元に結論から申し上げますと、「特異な共通性」が最も「絆」を深める環境。

つまり、「ギバー」として振る舞うことができる環境だとされています。

 

まず、「共通点」が僕たちの絆を深める第一条件であるというのは、みなさんもご存知だとは思いますが、「共通点」が、「ギバー」として振る舞うのに大きな影響を及ぼす実験を紹介します。

 

ある実験で、イギリスの心理学者がサッカーチームのマンチェスター・ユナイテッドのファンを募集した。

建物から別の建物に歩いている際、彼らは、あるジョギング中の人が草の生い茂る土手を滑り落ち、足首を抱えて痛がっているのを目にした。果たして彼はこのランナーを助けるでしょうか。

 

それは、その人が着ているTシャツによることがわかった。

なんの変哲もないTシャツを着ていれば、33%しか助けませんでした。

しかし、マンチェスター・ユナイテッドのTシャツを着ていれば、92%が助けたのです。

 

#マンU最高!

#いや、どのチームでも一緒だろ

 

イェール大学の心理学者、ジャック・ドビディオは、これを「共通のアイデンティティの活性化」と呼んでいますが、他の人とアイデンティティを共有すると、その時点で

グループにとっての利益=自分の利益

となるとされています。

 

それだから、「ギバー」として振る舞うのも厭わないということです。

 

そして、それをさらに強くさせるのが、「特異な共通性」というもの。

 

これを裏付ける説明として、オハイオ州立大学の心理学者マリリン・ブルーアーの学説がありますが、

 

私たちには、同化したい欲求と異化したい欲求が常に葛藤しているというのです。

つまり、簡単に言うと、コミュニティの一部になって、安心したい気持ちと、みんなとは違うユニークな存在になりたい気持ちが日々戦っているというのです。

#確かにめっちゃ気持ちがわかるわ

 

要するに、この2つの葛藤を解決してあげられる環境こそが、自分の幸福を満たす最良の場になり、それが「ギバー」として振る舞うのに最適な場所になるということです。

 

それがつまるところ、「特異な共通性」を持つグループだということです。

 

共通の特徴が珍しければ、珍しいほど絆が強くなるなんて言われてます。

#変態同士の絆は半端ないなこりゃ

 

このように、僕たちは、環境によって意思決定が大きく変わるので、「特異な共通性」を持つグループの一員になることで、絆が深まり、「ギバー」のように他人に寛大に振る舞うことが当たり前になっていくというわけです。

 

他人と共通点を見出して、「ギバー」として、寛大な人間を目指したいものです。

 

以上。

2020.0619 人助けしている人に偽善者とか言うのは論外。

 みなさん、おはようございます。

朝起きるのが、つらいと感じるのは、モーニングルーティンが意味のないことをしていたからだと気づいたヤナマリオです。

#外出しないのに毎朝、髪を濡らしてた

#寝起きの良し悪しはモチベーションが左右する説

 

さて。

今日は、『人助けは相手のためだけにすることなのか』というテーマでお話したいと思います。

 

僕たちは、「人助け」というのを自分の身を削って行うことだとして、その結果、いつしか他人のためだけに行うものだと考えるようになりました。

なので、「人助け」をする時に、自分の利益が少しでも表に出てしまうと、

 

「こいつは偽善者だ!」

「自分のために人助けしている!」

などとアンチコメントする人間が湧き出たりします。

 

つまり、「人助け」というのは「利他的」に行動しなければいけないものだと思われています。

#それを美徳とさえ感じてしまう

 

では、そもそも「人助け」しようと思う人間の心理はどこから来ているのでしょうか。

そこを考えれば、「人助け」をする意味というのも見えてくるかもしれません。

#身を粉にして「人助け」をすることだけが正義なのか

 

この「人助け」をする根本が、「利他的」なものなのか「利己的」なものなのかを40年にわたって意見を戦わせてきた二人の名高い心理学者の考えを対立させながら、考えていきましょう。

#人助けを「利他的」だとするダニエル・バトソン

#人助けを「利己的」だとするロバート・チャルディーニ

 

(ダニエル・バトソン)

「人は困っている誰かに共感を覚えると、心から無私無欲に与える。」

 

(ロバート・チャルディーニ)

「私たちが共感から人助けをするのは、相手に得をさせたいからではない。困っている人を見ると、苦しみや悲しみ、後ろめたさを感じるそのネガティブな気持ちを和らげるために、人助けをしているのだ。」

 

(ダニエル・バトソン)

「ネガティブな気持ちを和らげるために人助けをすることもあるが、それが全てではない。ネガティブな気持ちを和らげるために見て見ぬ振りをする場合だってある。」

 

(ロバート・チャルディーニ)

「私たちが人助けをする理由は、困っている相手を自己意識に同化させ、相手の中に自分自身を見出しているのだ。だから、実際には、自分自身を助けているのだ。」

 

(ダニエル・バトソン)

「他人に共感すると、相手のことを自分自身と同じくらい思いやるので、自分の利益を他人の利益を重視しなくなる。だから、助けることは純粋に利他主義ではないか。」

 

こんな感じで、意見がぶつかって、このあとは膠着状態が続いたみたいですが、

どちらも、相手への共感が「人助け」をさせているのは、同意しています。

しかし、それが、「利他的」か「利己的」かで根本的に意見が食い違っている。

 

三者面からこの論争を見ていると、

 

「結局、相手の痛みを共感して、人助けしているんだからどっちでもよくね?」

って思ってしまうのは僕だけでしょうか笑

 

 

実際に、人助けをして、相手に利益を与えているのも事実だし、それで相手から感謝されて、自分の利益にもなっているのは事実ですよね。

そして、感謝されたからまたやろうと思うのも事実。

 

今日お伝えしたかった点はここで、

「人助け」をするときは、たいてい、相手に得をさせたいという欲求と、自分自身も得をしたいという欲求が複雑に混ざり合っているということです。

#深層心理では、自分も得をしようとしているのです

 

だから、「人助け」は相手のためだけにするのではなく、自分自身も得したいからやっているわけで、双方がwinwinの関係で実現しているということです。

 

深層心理では、自分も得しようとしていると思うと、別に偽善かどうかなんて、どうでもいいってことですね。

#相手を助けていることだけが事実だ!

 

以上。

2020.0618 ネガティブな人間関係を続けている時。

みなさん、おはようございます。

最近、寝付きと寝起きが絶不調なヤナマリオです。

#もうサプリを使うしかないな

#眠くならないくせに朝は眠いんだよね

 

さて。

今日は、『テイカーとの付き合い方を考える』というテーマでお話したいと思います。

 

連日、「ギバー」のお話をしてきましたが、今日は、もし付き合う相手が「テイカー」だった場合は、どうするのかを考えていきたいと思います。

イカーというのは、自分の取り分だけを考えている人々を指します。

#自己中心的な人が多いかな

 

『テイカー」だと分かっていても、一度関係を築いてしまうと、どんなに自分が出し抜かれていたとしても、

 

「相手は自覚なさそうだし、ここで傷つけるのも可哀想だなー。」

って思ったりして、縁を切れなかったりしますよね。

 

それもそれのはずで、僕たちは、「共感」という能力が備わっていて、他人の痛みを自分も同じように感じてしまい、それが強烈な感情を呼び起こすことはみなさんも経験があると思います。

 

「縁を切ったら、どんな気持ちにさせてしまうんだろう。。。」

こんな調子に悩んでしまうわけです。

 

この「共感」というのは、良いように使えば、原動力になりますが、今回のように人間の弱みにもなることもあるわけです。

#今回の場合は、自己犠牲が働いちゃったのね

 

それでは、僕たちはこのまま、自分に得のない関係を続けるべきでしょうか。

 

関係の維持と関係の変化を天秤にかけたときに、どちらが自分にとって重みのあることかというのは、安易に想像できると思います。

 

だからといって、

「お前とは絶交だ!」

なんて子供の頃のように言えといっているわけではなく、付き合い方を工夫していきたいわけです。

#もしかしたら、相手がテイカーじゃなくなるかもしれれないからね!

 

それでは、これから、付き合い方を変えていきましょう。

 

まず、大前提として、先ほどの「共感」というものを疑う必要があると思います。

なぜなら、絶交したことによる痛みが自分と相手で違う可能性があるからです。

 

そもそも、テイカーの人間は、自分の思い通りに関係を築けることが前提としてあるわけですから、僕たちが思うような絶交による痛みを感じていない可能性が非常に高いのです。

 

そういう意味で、まずは、相手の気持ちを考えるのではなく、相手の考えていることを推察することが重要になってきますね。

#確かに自分と同じ価値観ではないはずだから痛みも違うかもね

 

そうして、相手のニーズや価値観を分析することで、相手がしたいことの中から、自分にとっても利益のある関係値を見つけることができるわけです。

 

つまり、「テイカー」を相手に付き合う場合は、必ずしも「ギバー」になる必要はなく、「マッチャー」として、振る舞えばいいのです。

#ギバーというのは、常に相手に与えることを優先できる人間だよ

 

しかし、「テイカー」も「ギバー」になる可能性がありますから、そこは留意して、いつでも「ギバー」として振る舞ってきたら、自分もいつもの「ギバー」に戻れば良いわけです。

#ギバーにさせることができたらもう100点だね

 

こんな感じで「テイカー」とは付き合うべきだと思います。

もちろん、無理に「テイカー」と付き合い続ける意味もないですから、関係を切れるのなら切ってしまっても問題はないでしょう。

 

でも、僕みたいに他人との間に壁を作っちゃうタイプの人間からすると、一度仲良くなった人とは簡単に縁は切れません。

なので、こうやって落とし所を見つけて、良い関係を築いていきたいのです。

 

以上。