2020.0622 寛大な心は環境によってもたらされる。

みなさん、おはようございます。

日曜日は、いつも憂鬱になるので、気を紛らわすために予定を入れたのですが、それを自らキャンセルしてしまうヤナマリオです。

#もう日曜日はなにもできないのかもしれない

#これって病気なのかな

 

さて。

今日は、「自分が心優しい人間になれる場所とは」というテーマでお話したいと思います。

 

#今日でこの本も最後になります!

#ありがとう!アダム・グラント先生。

 

これまで、「ギバー」というタイプの人間について、良いことも悪いことも お話してきましたが、今日は、どうしたら自分自身を躊躇なく「ギバー」という存在にさせてくれるのかという観点でのお話ができたらいいなと思っています。

#ギバーとは、他人を第一に思いやることができる人間です!

#だれでも「ギバー」になれる

 

おそらく、どんな人間でも「ギバー」として振る舞うことがどこかのタイミングであると思いますので、その環境を紐解けば、常に「ギバー」として振る舞うことが可能になるとは思いますが、紐解くにも難しいと思います。

 

なので、色んな研究を元に紐解き、どの部分が、自分を「ギバー」として振る舞わせてくれるのかを説明していきたいと思います。

 

まず、大前提として、「ギバー」として振る舞いやすい環境として、「絆」の深さが大きく左右させているということはみなさん自身も実感できると思います。

#家族とか親友には「ギバー」になれますからね

 

それを元に結論から申し上げますと、「特異な共通性」が最も「絆」を深める環境。

つまり、「ギバー」として振る舞うことができる環境だとされています。

 

まず、「共通点」が僕たちの絆を深める第一条件であるというのは、みなさんもご存知だとは思いますが、「共通点」が、「ギバー」として振る舞うのに大きな影響を及ぼす実験を紹介します。

 

ある実験で、イギリスの心理学者がサッカーチームのマンチェスター・ユナイテッドのファンを募集した。

建物から別の建物に歩いている際、彼らは、あるジョギング中の人が草の生い茂る土手を滑り落ち、足首を抱えて痛がっているのを目にした。果たして彼はこのランナーを助けるでしょうか。

 

それは、その人が着ているTシャツによることがわかった。

なんの変哲もないTシャツを着ていれば、33%しか助けませんでした。

しかし、マンチェスター・ユナイテッドのTシャツを着ていれば、92%が助けたのです。

 

#マンU最高!

#いや、どのチームでも一緒だろ

 

イェール大学の心理学者、ジャック・ドビディオは、これを「共通のアイデンティティの活性化」と呼んでいますが、他の人とアイデンティティを共有すると、その時点で

グループにとっての利益=自分の利益

となるとされています。

 

それだから、「ギバー」として振る舞うのも厭わないということです。

 

そして、それをさらに強くさせるのが、「特異な共通性」というもの。

 

これを裏付ける説明として、オハイオ州立大学の心理学者マリリン・ブルーアーの学説がありますが、

 

私たちには、同化したい欲求と異化したい欲求が常に葛藤しているというのです。

つまり、簡単に言うと、コミュニティの一部になって、安心したい気持ちと、みんなとは違うユニークな存在になりたい気持ちが日々戦っているというのです。

#確かにめっちゃ気持ちがわかるわ

 

要するに、この2つの葛藤を解決してあげられる環境こそが、自分の幸福を満たす最良の場になり、それが「ギバー」として振る舞うのに最適な場所になるということです。

 

それがつまるところ、「特異な共通性」を持つグループだということです。

 

共通の特徴が珍しければ、珍しいほど絆が強くなるなんて言われてます。

#変態同士の絆は半端ないなこりゃ

 

このように、僕たちは、環境によって意思決定が大きく変わるので、「特異な共通性」を持つグループの一員になることで、絆が深まり、「ギバー」のように他人に寛大に振る舞うことが当たり前になっていくというわけです。

 

他人と共通点を見出して、「ギバー」として、寛大な人間を目指したいものです。

 

以上。