2020.0604 創造力を解放したことによる弊害。

みなさん、おはようございます。

リモートワークが快適すぎて、会社に行かなくても仕事ができるなら、一生職場に行きたくないと思ってしまっているヤナマリオです。

#無駄な時間が省けていい

 

さて。

今日は、『テイカーはクリエイティブな能力が高いけど、その代償が非常に高く付く』

というテーマでお話したいと思います。

 

イカーって誰やねんって思う方もいらっしゃると思うので、説明しますと、

自分の利益を最優先して、いつもあいてよりも多くを取ろうとする人間です。

ギブアンドテイクでいうところの、テイクばっかりを優先する奴です。

#いい気はしませんね

#詳しくは6/1の記事をご覧ください

 

では、まず、テイカーがクリエイティブな能力が高い理由を考えていきましょう。

 

大前提として、テイカーはナルシシズム的なところがあり、自分を世界の中心として捉えることが多く、自分に対して絶対的な自信を持っています。

 

それが功を奏するわけになるのですが、創造力を抑え込ませるような「社会的な承認」に全く縛られないというのが理由として挙げられるでしょう。

 

イカーは、内心で、

「俺の創造力に着いてこれない奴ら悪いんだ。」

と思い、自由に誰にも邪魔されることなく、創造力を働かせているのでしょう。

 

 

しかし、このマインドが代償として高くつきます。

#テイカーになって創造力を解放しようとは思わせぬぞ

 

結論から申し上げると、

どんなに個人の力が大きい仕事だとしても、成功するかどうかは自分で理解している以上に他の人々の協力によるところが大きい。

 

これを裏付ける実験として、ハーバード大学教授のボリス・グロイスバーグの9年間にわたる債権や株式アナリストの実験があります。

 

(補足)債権、株式アナリストは、基本的に専門知識と優れた情報を駆使して、仕事を行うため、どこにいようが顧客基盤が変わらなければ、すぐに仕事ができるものみたいです。

 

718社の1000人を超える調査において、資産運用会社の何千人もの顧客に様々な視点で、点数をつけてもらい、それをランキングしてもらった。

80の産業部門それぞれで、上位3位にランキングされたアナリストを「スーパースター」として選出し、彼らが会社を移ったらどうなるかを追跡した。

 

その結果は、彼らの仕事ぶりは維持できず、「スーパースター」を雇った会社は、約24億円をも失っていたそう。。。

 

しかし、一方を良い成績を維持できたスターアナリストも一部いたというのです。

それは、チームで移動した場合、パフォーマンスが落ちなかったのです。

 

つまり、「スーパースター」であったとしても、周囲の協力者に少なからず依存しているというのです。

#メッシだって、ロナウドだって、周囲の協力あってのあの活躍か。。。

 

それでは、テイカーはどうか、、、

 

彼らは、クリエイティブな能力を発揮して成功を手にしては、そのすべての勝因を自分だけだと考えてしまいます。なので、周囲との関係に気を遣わないどころか、暴挙を奮って、自分から切り捨ててしまうことが多々あるわけです。

#結局、自滅ってやつか

 

先ほどの実験は、個人の能力が物を言う世界での実験でしたが、それがプロジェクトを進める世界であったら、どれほどパフォーマンスが低下するのかが計り知れません。

 

今日、お伝えしたかった点はここで、どんなに自分の能力が高くても、周りのサポートなしでは、能力を発揮できないということです。

 

当たり前なことかもしれませんが、忘れるべからずな点かもしれません。

 

ここまで説明したので、クリエイティブな能力を解放しようとテイカーになろうとする人間が出てこないとは思いますが、、、、

#ダメよダメダメ

 

とは言うものの、クリエイティブな能力を解放するには、「社会的な承認」に縛られてはいけません。

では、イカーのようなナルシシズムではない人間が、クリエイティブな能力を発揮するにはどんなことをすればいいのか。。。

 

 

それに関しては、明日、ゆっくり説明します。

 

以上。