2020.0526 みんなと同じ行動をしているとどうなるか。。。
みなさん、おはようございます。
緊急事態宣言が解除されたその日に在宅勤務することになったヤナマリオです。
今日からは、通勤中の電車内ではなく、自宅からブログをお届けできるので、張り切っていきたいと思います。
#頑張ります!
さて。
今日は、『同調行動がもたらす影響』をテーマにお話したいと思います。
私たち、今日、あらゆる動物を差し置いて、このような便利な生活基盤を築いてきましたが、それは「集団思考」による同調行動の質が、どの動物よりも優れていたというのは、事実としてあります。
#個体値が高い動物はたくさんいるもんね
しかし、その「同調行動」というのは、あくまで、自分たちの生命の危険から身を守るために人間にプログラミングされたものであって、的確な判断や、正しい行動をするために備わったものではないということは、生きていると感じるものです。
では、「集団思考」というのは、現在の生活においては、どんなメリットがあって、どんなデメリットがあるのかを考えていきたいと思います。
これを理解するために、以下の3つの組織モデルをもとに、ビジネス視点でメリットとデメリットを洗い出します。
- 専門型モデル
- スター型モデル
- 献身型モデル
・専門型モデル
このモデルは、特定のスキルをもつ従業員の雇用を重要視した集団で、専門的な深い知識を持つものが多いという特徴があります。
#ヲタク集団だね
・スター型モデル
このモデルは、有能な人材を迎えたり、秀でた人材を引き抜いたりすることを重要視した集団です。専門知識が荒削りでも、知識を吸収できるだけの地頭がよいものが多いという特徴を持ちます。
#ズバリ、天才集団!
・献身型モデル
このモデルでは、企業文化に溶け込むことを重要視した集団です。企業の価値観や基準と足並みを揃えることができるものが多いという特徴を持ちます。
#組織愛を求めていたということね
この3つ組織のうち、どの組織モデルが、もっとも成功したのでしょうか。
1990年代のインターネットブームから2000年のバブル崩壊までの間の状況を追跡してみると、ある組織モデルよりもはるかに優れていたことがわかったのです。
それは、、、
なんと、「献身型モデル」だったのです!
スター型モデルはズタボロの失敗率で、専門型モデルは献身型モデルと比べてみると。3倍以上の失敗率だったのです。
#天才集団やれないのか。。。
さらに、株式上場する確率も献身型モデルは高く、株式公開時の株価は、スター型の3倍、専門型の4倍以上の値段がついたのです。
つまり、献身型モデルは、一体感と団結力をもたらしたことで、スタートダッシュに成功できたわけです。
なんだ、結局、同調行動できる集団が強いのかと思った皆さん、話はこれからです!
スタートダッシュに成功した「献身型モデル」ですが、このあとが大変なんです。。。
シリコンバレーでの調査では、献身型モデルをもつベンチャー企業には、高い生存率と上場の機会をもたらしたが、その後の株式市場価値が伸ばすのに苦労していたということがわかったのです。
#献身型モデルの寿命は短いのか、、、
他のモデルと比較してみると、専門型モデルより25%の遅れをとり、スター型モデルよりはなんと140%の遅れを取っていることがわかったのです。
では、どうしてこのように遅れを取ってしまうのでしょうか。
それは、多彩な人材を維持できない環境が築かれてしまったからです。
それもそのはず、企業文化に溶け込める人間を多く採用してたわけですから、時間の経過とともに価値観や考え方が均質にならざるを得ません。その結果、会社自体が、成長どころか、崩壊の一途をたどることになってしまうのです。
そうはいっても、上場に成功しやすいのは、紛れもなく献身型モデルです。
つまり、献身型モデルに、多様性を加えていけば問題は解決するわけですが、
それをうまく実践できた企業があります。
それがNerflix。
#興味ある方はぜひ読んでみてください
Netflixがどんなプロセスを歩んだかは後日説明するとして、
今日、お伝えしたかった点は、
同調行動は、生命を持続させるための初期段階では、非常に効力を発揮するが、
生命の危険にさらされていることに気づかず、知らぬ間に危機に直面することになる。
まとめると、こんな感じになりますね。
最初はいいけど、それ一辺倒だと、失速するよっていうイメージですね。
状況によって、同調行動を使うか否かを判断できる人間になりたいものです。
以上。