2020.0409 まだ後悔なんてしてんの?

みなさん、おはようございます。

昨日からfacebookの友達リクエスト通知が止まらなく、ありがた迷惑のヤナマリオです。

#通知切れよ

#友達リクエストお待ちしてます

#Kento Yanagawa

 

さて。

今日は「後悔」をテーマに話を展開したいと思います。

 

まず、後悔というのはひとつの感情として、誰もが経験するものですね。そんで、どういう時に後悔しやすいかなーって考えてみると、

 

「あー、あの時こうしてればよかったー」って思う時ですね。つまるところ、実際にやらなかった方のことを容易に想像できる時に後悔が深まるんですね。

 

では、もう少し深堀してみましょうか。

次の例を考えてみてください。

 

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西野くんはa社の株を持っています。去年1年間、西野くんはb社に乗り換えようか迷っていましたが、結局そうしませんでした。

ところが、今になって、もし、b社に乗り換えていたら、12万円の利益が得られたはずだとわかりました。

 

前田くんはb社の株を持っていたのですが、去年a社の株を乗り換えました。ところが、いまになって、もしb社の株を持ち続けていたら、12万円の利益が得られたはずだとわかりました。

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より深く後悔するのはどちらだと思いますか?

 

おそらく、多くの人は前田くんのほうが後悔してると考えるのではないでしょうか。

ここに、ヒントが隠されていますよ。

 

つまり、行動しなかったことによる後悔よりも行動したことによる後悔の方が、強い感情反応が生まれているということがわかりますね、

 

それはなぜか。

「あー、あの時こうしてればよかったー」って思いやすいように、行動したことによる後悔の場合、実際にやらなかった方のこと、つまりデフォルトの選択を簡単に想像しやすいからなのです。

#じゃあ想像しなきゃいいんだ

 

さらに言うと、責任を伴うと、より後悔が深まることも次の実験から読み取れます。

 

幼い子供を持つ両親を対象に1本1000円の殺虫剤では小児の中毒が1万本につき15件発生するという前提で、もし、1万本につき16件発生する殺虫剤が先ほどの殺虫剤より、安く販売されたら、切り替えるかという実験が行われました。

その結果、2/3以上が、切り替えないと回答しました。

 

おそらく、ほとんどの回答者は何の議論の余地もなく、切り替えないと答えたことでしょう。

この結果から分かるように、責任を伴う意思決定ほど無意識にリスクの増加を絶対に認めまいとする思考になってしまいます。

#トレードオフのタブー視

 

こいつの厄介なところは、子供の安全を最適化したいという願いよりも利己的な恐れに動機づけられ、後悔したくないと思ってる場合が多いことです。

#そんなこと言うなよひどいじゃないか

 

よく考えてみてください。

先ほどの実験で言うところの安い方の殺虫剤を買い替えたことで、浮いた分のお金を他の策を講じることに費やせるという考えを持ててもいいはずですから。

 

それほど、私たちは「後悔」という言葉に非常に敏感になっていて、それ自体が直観的なものだってことなんです。

 

この「後悔」に立ち向かうには、後悔をより深くさせる後知恵バイアスと上手く付き合う必要があります。

#結果論を言わないようにってことだね

 

そのための解決策は2択です。

 

ひとつ、限りなく考えを膨らませ、できる限り予想される後悔を書き出すといったように、徹底的に考え抜く。

 

ふたつ、いい加減にざっくり無能で決める。

 

決断力が早い人って、もしかしたら後者で、その時の決断なんて気にせず、数打ちゃ当たる戦法を敷いてるのかもしれないですね。

 

以上。