2020.0401 保有効果に騙されるな。

みなさん、おはようございます。

入社して1周年ですが、社会人になって、良い意味でも悪い意味でも自分の特徴が浮き彫りになったなーって、感慨深くなってるヤナマリオです。

 

今年度は、今までよりも張り切っていきたいと思います。

少しでもみんなの役に立てるように頑張ります!

 

さてさて。

昨日に、「損失回避性」という言葉を学び、人間は得るより失うことに大きく反応することを知りました。

 

では、今日はそうしたことによって生まれる「保有効果」についてお話ししたいと思います。

#コレクターとかお金を貯め込んだりする人がたくさんいる理由にもなるかね

 

まず、例え話をしましょう。

 

あなたは、人気バンドのコンサートチケットを手に入れました。

元々、2万円くらいなら出してもいいかなと思ってましたが、まさかのまさか。正規ルートの1万円で手に入れることができました。

その後、転売サイトでこのチケットが10万円で取引されていると、ネットニュースになっています。

 

みなさんだったら、売りますか??

おそらく、本当に自分の好きなアーティストだったら売らず、なんなら、むしろ自分のチケットは10万円の価値があると誇りに思う人もいるでしょう。

 

となると、

みなさんの最低売値は100000円以上。

そして、最高買値は1万円となるわけです。

 

合理的に考えると、最高買値と最低売値はここまで大きな差はないはずなので、どう考えても不合理的です。

#これが保有効果だね

 

つまるところ、ここでも「損失回避性」が現れていて、チケットを手に入れた喜びよりも失う悲しみの方が、はるかに大きいからこそ、こういう事が起きるわけです。

 

そして、一度手にしたものを買うということはそれなりの価値がついてしまうということになるわけです。

 

でも、この「保有効果」ですが、

効果が作用される時とされない時があるなーって、気づいている方もいらっしゃると思いますが、その通りです。

その対象物に対して「交換目的」か否かでその説明はできます。

 

先ほどのコンサートチケットの話に戻るとわかりやすいですが、もし、コンサートチケットを転売目的で手に入れようと考えていれば、「保有効果」は大きく作用しないということです。

#転売ダメ絶対

 

今日伝えたかったのはこんな感じで、人間は一度手に入れると手放せなくなる行動心理があるんだということを頭の片隅に置いておいてくだされば幸いです。

 

合理的に意思決定をしたい時に、こいつが邪魔してくる場合があるかもしれませんが、こういう時はトコトン裏切って、それよりも大きなものを手に入れようとチャレンジしてください!

#素直さとバイアスの棲み分けが難しいね

 

私もそうします。

一緒に頑張っていきましょう!!

 

以上。