2020.0309 人間の脳って大変なんだね。

みなさん、おはようございます。

髪型をセットしたはいいものの、風が強くて崩れては元に戻そうとするけど、社内に女の子はいないヤナマリオです。

 

さて。

今日も先週の続きのお話していきます。

直観的なシステム1を論理的なシステム2が制御できなかったり、そもそもシステム1にシステム2が操られてるというような状態を話しました。

 

完全に私たちの意思決定の主役となっているシステム1。こいつを主役の座から降ろすことはできません。

 

もうシステム1をうまく使いこなすしか道はありません。とことんシステム1を知り、分析していくのみ。

 

それでは、システム1を進化の観点から見ていきます。

私たち人間は歴史的には多くの時間をジャングルの中で過ごしてきました。その中で、生き延びるためには常に身の回りに起きている問題を把握し、素早く解決していくことが不可欠でした。これを日常モニタリングというみたい。

 

「そこの茂みが動いたけど、今の音的には大した動物じゃないな。」←ずっと昔。

 

「この人は雰囲気や振る舞いが堂々としているから能力が高いに違いない。」←最近。

 

こうやって、昔は必要だった能力が現代では不要になるよってことですね。

また、私たち人間は無意識に常時モニタリングしているために、下記のような事態が起こります。

 

現在の生活はどのくらい幸福ですか??

 

こんな質問を答えるとき、どう答えますか?

「現在の生活の幸福度」を「今の気分」と、変換して質問に答えようとする自分がいるかもしれません。(無意識にそうなる人もいるみたいだよ。)

 

このように常時モニタリングしてるが故に処理に手一杯になったシステム1は勝手に質問の内容を自分の理解出来る範囲に置換してしまうのです。つまり、私たちは必要以上の処理をすることで情報処理のコントロールの精度をおそ松さんにしているのです。(メンタルショットガン)

 

①道路は蛇である。

②仕事は蛇である。

③仕事は監獄である。

 

こうやって読んでみて、どの文章がおかしいか考える時、②はおかしいって分かるけど、①って②より考えちゃいますよね。

こうやって、比喩的に使われる言葉は想像出来てしまうからこそ、余計な処理が入り、ラグが生じちゃうみたいです。

 

今日、お伝えしたかったのは、私たちは知らぬ間に多くの処理を無意識にしてて、それらにリソースを持ってかれてるからシステムエラーを起こしちゃっているんだよってことです。

 

明日からはまた、その多くの処理をすることで起こしてしまう欠陥をお伝えしたいなって思います。

 

それでは今日も頑張っていきましょう!!

 

以上。