2020.0316 人を見る目があるとは。
みなさん、おはようございます。
女の子とお話したかったので、普通のマッサージ店に行ったのですが、お互いがお互いを持ち上げようとしたせいで、どっちが手のひらで転がせたのか分からない状況になったヤナマリオです。(たぶん、負けた。)
さて。
今日は、みなさんも頻繁に使っていて、便利だなって思ってることを話してみたいと思います。
まず、下記の人間の性格や特徴から、当てはまると思う職業を選んでみてください。
彼は、物静かな性格で、外出する機会も多くなく、一人でいることが多い。また、整理整頓を好み、細かいことにこだわることが多い。
さあ、彼は農家、図書館司書、医者のどれに当たるでしょうか。
物静か、ぼっち、整理整頓、細かい。
ここらへんのワードがひとつの鎖でつながって考えてみたと思います。(これ自体は人間にとっては当たり前だよ。)
そして、それらを3つの職業に照らし合わせて考えてみたと思います。そうすると、、、
物静か、ぼっち、整理整頓、本、細かい。
こんな風に頭の鎖に、新たなワードが加わったかもしれません。(プライミング効果だね。)
つまり、図書館司書だ!!ってね。
でもね、よく考えてみると、農家、医者に比べて図書館司書になれる可能性って圧倒的に低いですよね??だって、図書館より農家や病院の数の方が多いからね。
このように、ありがちなことをステレオタイプとして捉え、それに沿った判断を下してしまうことを代表性ヒューリスティックと言うよ。
実際に大半はこれで物事を解決できると思うので、みなさんも便利だと思って、使っているのではないかと思います。
でも、もしこれのせいで自分が損しているかもしれないと思ったら、少しは損を減らしたいと思うはず。
どうすればいいのか。
少しヒントがてら、先ほどの人物に戻ります。
彼は、物静かな性格で、外出する機会も多くなく、一人でいることが多い。また、整理整頓を好み、細かいことにこだわることが多い。
先ほどより職業の数を増やします。
農家、図書館司書、医者、プログラマー。
プログラマーを増やすと、一気にわからなくなりませんか?
そうすると、次にどうするか。
プログラマーと図書館司書の人口割合を気にするのではないでしょうか。
一気に疑いの目を持って、合理的に思考が働いたと思います。
少し、解決策が見えてきませんか?
つまり、似たようなステレオタイプを列挙してみることですよね。そして疑いの目で考える。
もっと大きく捉えてみると、基準率と言われる選択肢のそもそもの確率を見積もってみることが大事なんですね。
まあ、そんなこと言っても直感的なシステム1は言う事聞かないので、疑いの目を持ちやすいように近いステレオタイプを考えて、徐々に選択肢を広げていこうってことです。
心理学の本を読むと、非常に思い知らされますが、私たちが見てることって大した事じゃないんですよね。それを知ると、ちょっとはシステム1をコントロールできるなって思います。
興味あったら、ちょっと読んでみてね。
以上。